プロセスメモリとカーネルメモリのスキャンタスク(Memory_Scan ID:5)

このセクションでは、プロセスメモリとカーネルメモリのスキャンタスクに関する情報について説明します。

プロセスメモリとカーネルメモリのスキャンタスクでは、スキャン範囲を指定しないプロセスメモリとカーネルメモリをスキャンできます。

プロセスメモリとカーネルメモリのスキャンタスクで指定可能な設定を以下に記載しています。

各設定で指定可能なすべての値と既定値について説明します。

UseExcludeThreats

ExcludeThreats 設定を使用して指定された脅威を持つオブジェクトのスキャンの除外を有効または無効にします。

取りうる値:

Yes - ExcludeThreats 設定を使用して指定された脅威を含むオブジェクトのスキャンを除外します。

No - ExcludeThreats 設定を使用して指定された脅威を含むオブジェクトのスキャンを除外しません。

既定値:No

ExcludeThreats

オブジェクト内で検知された脅威の名前によってスキャンからオブジェクトを除外します。この設定の値を指定する前に、UseExcludeThreats 設定が有効になっていることを確認します。

スキャンから単一オブジェクトを除外するには、このオブジェクト内で検知された脅威の完全な名前(このオブジェクトが感染していると判定した際に使用された名前の文字列)を指定します。

たとえば、ネットワークに関する情報を収集するユーティリティを使用している場合があります。これをブロックしないようにするには、スキャンから除外される脅威のリストに、Kaspersky Endpoint Security に含まれる脅威の完全な名前を追加します。

オブジェクト内で検知された脅威の完全な名前は、Kaspersky Endpoint Security ログで確認できます。また、脅威の完全な名前は、ウイルス百科事典の Web サイトでも確認できます。脅威の名前を見つけるには、[検索]に製品の名前を入力します。

設定値では大文字と小文字が区別されます。

既定値は定義されていません。

ReportCleanObjects

Kaspersky Endpoint Security が感染していないとみなしたスキャン済みオブジェクトに関する情報のログへの記録を有効または無効にします。

この設定は、たとえば特定のオブジェクトが Kaspersky Endpoint Security によってスキャン済みであることを確認するために有効にできます。

取りうる値:

Yes - 感染していないオブジェクトに関する情報をログに記録します。

No - 感染していないオブジェクトに関する情報をログに記録しません。

既定値:No

ReportUnprocessedObjects

何らかの理由により処理されていないファイルに関する情報のログへの記録を有効または無効にします。

取りうる値:

Yes - 処理されていないオブジェクトに関する情報をログに記録します。大量の情報をログに記録すると製品のパフォーマンスが低下することがあるため、このパラメータ値を長期間[Yes]に設定しないでください。

No - 処理されていないオブジェクトに関する情報をログに記録しません。

既定値:No

Action

感染したオブジェクトに対して Kaspersky Endpoint Security によって実行される処理の選択。

取りうる値:

Disinfect - オブジェクトの駆除が試行されます。駆除できない場合(オブジェクトの種別またはオブジェクト内の脅威の種別が駆除できない場合など)、オブジェクトは変更されないままです。

Skip - 感染したオブジェクトの駆除または削除を行いません。感染したオブジェクトに関する情報は記録されます。

既定値:Disinfect

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