製品のアーキテクチャ

本製品は、次のコンポーネントで構成されています:

Protection Server コンポーネント

Protection Server は SVM イメージとして提供されます。セキュア仮想マシン(SVM)は、Protection Server がインストールされた仮想マシンです。SVM はハイパーバイザー上に配置されます。

SVM にインストールされたセキュリティサーバーは次の機能を実行します:

Light Agent コンポーネント

Light Agent は、Windows オペレーティングシステムで動作する仮想マシン(仮想マシンテンプレートと、Citrix Provisioning Services を使用する仮想マシンを含む)および Linux オペレーティングシステムで動作する仮想マシンにインストールされます。Light Agent コンポーネントがインストールされた仮想マシンは、保護対象仮想マシンと呼びます。

Light Agent コンポーネントは、Kaspersky Security で保護する仮想マシンごとにインストールする必要があります。Light Agent for Windows は、仮想マシンでローカルインストールするか、Kaspersky Security Center または Active Directory グループポリシーを使用してリモートでインストールします。Light Agent for Linux は、コマンドラインからローカルインストールするか、Kaspersky Security Center を使用してリモートでインストールします。

Light Agent コンポーネントは次の機能を実行します:

起動時に、Light Agent は SVM との接続を確立し、維持します。

Integration Server コンポーネント

Integration Server コンポーネントは、Kaspersky Security のコンポーネントと仮想インフラストラクチャとのデータのやり取りを仲介します。

Integration Server は、次のタスクの実行に使用されます。

Integration Server を使用するには、SVM と Light Agent から Integration Server への接続設定を指定する必要があります。

SVM から Integration Server への接続を設定した後、SVM は Integration Server へ次の情報を 5 分ごとに転送します:

Integration Server への接続設定を指定した Light Agent では、SVM に関する情報がなく、かつ Integration Server への直前の接続試行が失敗している場合、30 秒ごとに Integration Server への接続を試行します。Light Agent が Integration Server から SVM に関する情報を受信した後は、Light Agent と Integration Server との接続の間隔は 5 分に延長されます。

Integration Server は、動作時に次の情報を保存します:

すべてのデータは、暗号化されて保存されます。情報は、Integration Server がインストールされているコンピューターに保存されます。カスペルスキーに送信されることはありません。

アプリケーション管理

本製品は次を使用して管理できます:

Kaspersky Security Center のコンポーネントであるネットワークエージェントは、保護対象仮想マシンにインストールされ、Kaspersky Security と Kaspersky Security Center との連携を可能にします。これにより、Kaspersky Security Center から Kaspersky Security の各機能を管理できるようになります。

Kaspersky Security Center から Kaspersky Security を管理するインターフェイスは、Kaspersky Security 管理プラグインで提供されます。

このヘルプセクションの内容

SVM を導入可能な環境

Light Agent と SVM の接続

データ処理について

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