HAProxy のインストールと設定

HAProxy のインストールと設定には、ユーザーアカウントにスーパーユーザー権限が必要です。

製品をホストしているのと同じサーバーに HAProxy ロードバランサーをインストールしないでください。HAProxy と Kaspersky Web Traffic Security は他の LAN サーバーとの対話に同じポート(1344)を使用するためです。

HAProxy のインストールと設定を行うには:

  1. ポート 1344 へのアクセスを開きます。この操作には、コントロールロールのノードをホストしているサーバーで、使用しているオペレーティングシステムに応じて以下のコマンドを実行します:
    • CentOS、Red Hat Enterprise Linux:

      firewall-cmd --add-port=1344/tcp --permanent

      firewall-cmd --reload

    • Ubuntu:

      ufw allow 1344

    • Debian:

      apt-get install iptables-persistent

      iptables -A INPUT -p tcp --dport 1344 -j ACCEPT

  2. ICAP バランシングのために使用するサーバーに、HAProxy パッケージをインストールします。そのためには、使用しているオペレーティングシステムに応じて、以下のいずれかのコマンドを実行します:
    • CentOS、Red Hat Enterprise Linux:

      yum install haproxy

    • SUSE Linux Enterprise Server:

      zypper install haproxy

    • Ubuntu、Debian:

      apt-get install haproxy

  3. ICAP バランシングのために使用するサーバーで、ファイル /etc/haproxy/haproxy.cfg に以下の設定ブロックを追加します:

    frontend ICAP

    bind 0.0.0.0:1344

    mode tcp

    default_backend icap_pool

    backend icap_pool

    balance <バランシング方式、roundrobin を推奨>

    mode tcp

    server <ICAP サーバー 1 の名前> <クラスターノードの IP アドレス>:<ICAP サーバーのポート> check

    server <ICAP サーバー 2 の名前> <クラスターノードの IP アドレス>:<ICAP サーバーのポート> check

    server <ICAP サーバー 3 の名前> <クラスターノードの IP アドレス>:<ICAP サーバーのポート> check

  4. ICAP バランシングのために使用するサーバーで、HAProxy サービスを再起動します。この操作には、次のコマンドを実行します:

    service haproxy restart

HAProxy ロードバランサーが設定されます。

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